『問診ナビ®』は情報を漏れなく聴取します

 『問診ナビ®』を患者もしくは患者の家族、あるいは看護士や薬剤師など医師以外の医療従事者が使うことで、医師が必要とする情報を漏れなく聴取することができます。

 この図は医療従事者向けの『問診ナビ®』で、主訴から「頭痛」を選んだ時の質問と解答を一覧したものです。「頭痛」の問診をするために、初期状態で12個の質問が並んでいます。

主訴で「頭痛」を選んだ場合の基本問診

 問診を進めていく途中で、選んだ解答により、追加の質問が自動的に挿入されるケースがあります。『問診ナビ®』に搭載されている臨床推論アルゴリズムの機能です。

[Q]どんな痛みですか?

 頭痛で一般的な頭痛の表現として「ズキズキした痛み」という言葉を良く使うため、「ズキズキ」=「拍動性」とは限りません。『問診ナビ®』を使うと「ズキズキした痛み」を選んだ際、自動的に[Q]痛みは心臓の鼓動に合わせて脈打つような感じですか?という質問が追加され、 「拍動性」かどうかを確認することを促します。

拍動性の問診が自動挿入される

[Q]頭痛は絶え間なく続いていますか?

 痛みがない時間帯もあるということは「反復する頭痛」であることを意味しており、頭痛の原因が可逆的で緊急度が低くなるという情報です。
 この選択肢を選ぶと、[Q]一回の頭痛の持続時間は?という質問が自動的に追加されます。

反復する頭痛の確認

 さらに、一回の持続時間が4~72時間の場合、片頭痛の可能性があります。そのため、「数時間」という回とを選んだら、片頭痛に特徴的な症状として知られている「閃輝暗転」を確認するため、[Q] 頭痛が始まる前に目の前がチカチカすることはありますか?という質問が、自動的に追加されます。

閃輝暗点の確認

[Q]以前に同じような痛みがありましたか?

 緊張型頭痛や偏頭痛は緊急度が低く、安心できる頭痛であり、若い頃に発症し何度も繰り返す特徴があります。一方、30歳以降で初めて経験する頭痛は「二次性頭痛」の可能性が高まり、緊急の受診を勧める判断材料となります。

初めて経験する頭痛は緊急度が高い

 以上のように、必要に応じて次に聞くべき質問が自動的に追加されるのが『問診ナビ®』の特徴です。『問診ナビ®』に搭載されている24症候には、この「臨床推論アルゴリズム」が全て搭載されており、 総合診療科のおおよそ9割の症状をカバーしています。

選んだ答えによって問診項目が増える

『問診ナビ®』に搭載される「臨床推論アルゴリズム」により、特別なトレーニングを受けていない患者自身や医療職の人でも、臨床推論に基づいた情報収集ができ、鑑別診断の判断材料となる情報を医師に伝達することができます。

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